『~車椅子体験を通して~』宮島選手と福祉共育啓発授業
東京パラリンピック車いすバスケットボールで銀メダルを獲得した宮島徹也選手による車いすバスケットボールの体験教室をしました。これは子どもたちに障がい者への理解を深めてもらおうと砺波市社会福祉協議会との共催で行ったもので、庄川小学校(11月24日)、砺波北部小学校(11月28日)の2回にわたって実施しました。
まず子どもたちはバスケットボール競技用車いすに乗り、宮島選手から左右のタイヤを同じ力で回すとまっすぐ進むことや、競技用車いすを止めるには自分の手でタイヤの回転を止めなければならないとアドバイスを受け、ゴールが決まると歓声を上げていました。
トークセッションでは宮島選手が医療事故で左足を失ったことを伝えた上で、「あきらめずに夢を持って頑張ればたくさんの人が応援してくれる」とメッセージを送りました。
そのあと子どもたちは、一般の車いすでの体験も行い、前輪を上げて玄関の段差を上がったり、図書室で本を手に取る高さ、ランチルームでの手洗いなどのを体験し、実際にはどのような不自由さがあるのか、どんな手助けができるのか、障害のある人の目線に立って校内探検をしました。
参加した子どもたちは「宮島選手の車いすの動かし方がすごかった。」とか「障害のある人はどのような場所で大変なのかを知ることができた。」と話していました。